遺品のなかには、高く売れる物が多く含まれている可能性があります。遺品と聞くと、すべてが大切な物のように考えてしまいがちですが、すべてをとっておくことはできないので、「相続する物」「形見にする物」「処分する物」、そして「売却する物」などに仕分けてから整理するのが普通です。この記事では、高く売れる可能性がある遺品の見分け方や、遺品を高く売るコツを紹介しています。これから遺品整理をする方は、ぜひ読んでみてください。

 

高く売れる可能性が高い遺品

 

 

高く売れる可能性が高い遺品から、まずはご紹介しましょう。おそらく、多くの人が「高く売れないかな？」と考える物のはずです。

 

• 貴金属、宝飾品、腕時計など
• ブランド品
• 家電製品
• 高級家具
• カメラ本体と関連製品
• AV機器
• 骨董、美術品など

 

これらはあくまで例で、ほかにも高く売れる可能性が高い遺品はあります。これらの物でも、よい状態に保たれていることが高額で売れる条件になることはまちがいありません。

 

鑑定書や保証書、説明書や箱など、購入時に付属していた品がそろっていればいるほど、査定額が高くなる傾向があります。遺品なので難しいかもしれませんが、これらもあわせて探してみるといいでしょう。

 

骨董や美術品に関しては、物によっては非常に高く売れる可能性があります。鑑定書など、価値を証明する書類がないか確認することをおすすめします。

 

見逃しやすい高く売れるかもしれない遺品

 

 

「こんな物にこんな高値がつけられるのか！」とにわかに驚かされてしまうような物も遺品のなかに含まれているかもしれません。ご遺族に興味のないジャンルの物。このような遺品は、注意して仕分ける必要があるでしょう。多くの場合、「趣味のアイテム」が該当します。

 

骨董品や美術品は、皆様にも「高く売れるか、ただのガラクタか」というイメージがあるかもしれません。しかし、趣味のアイテムとなると見逃してしまいがちです。

 

たとえば「おもちゃ」関連。フィギュアやプラモデル、オールドトイ（昔のおもちゃ）のなかには驚愕の値段がつけられるアイテムも存在します。

 

レコードや漫画なども、「たかが…」とは考えずに、価値を調べることをおすすめします。

 

そのほか、有名人のサイン、切手などのコレクターズアイテムなど、見逃しやすい高額査定が期待できるアイテムもあるので、仕分けの際は注意してみましょう。

 

価値判断が難しい遺品で見るべき特徴

骨董品や美術品など、価値判断が難しい部類に入る遺品には、価値を見極める参考になる特徴が備わっていることがあります。確実なものではありませんが、もし以下のような特徴が備わっていれば、専門業者に査定を依頼することをおすすめします。

 

美術品（絵）の場合

 

画家の名前が入っている、キャンバスと絵の年代に差がない、ざらつきがある、など。

 

陶磁器類の場合

 

ゆがみなどハンドメイドのあじわい、表面の絵柄にざらつきがある、など。

 

骨董品の場合

 

刻印やサインがある、箱がいかにも高そう、箱に年代が書かれている、など。

 

高く売れる遺品を探すコツ

遺品のなかには驚くような価値がある物も含まれていることがおわかりいただけたと思います。ここからは、そんな高く売れる遺品を実際に探し出すコツをご紹介します。

 

遺品を仕分けるときのコツ

 

高く売れそうな遺品を見極めるために、まずは「処分しない物」と「処分する物」、そしてすでに紹介したジャンルの物や特徴の備わっている物を「査定を依頼する物」に仕分けます。

 

 

査定を依頼する物に関しては、つづいてご紹介する買取をおこなっている業者を利用するか、個人売買で売却します。

 

遺品を買い取っている業者

遺品を買い取っているのは以下のような業者です。

 

リサイクルショップ

 

どこの街にもあるリサイクルショップはさまざまな不用品を買い取っていますが、家具や大型家電など、大きい物を売却するのに向いています。ご自身で運搬するとなると負担が大きいからです。買い取って店舗で販売するため、状態のよくない物は買い取ってくれない可能性もあります。

 

遺品整理業者

 

まとまった数量の遺品を一度に売却するのであれば、遺品整理業者を利用することをおすすめします。通常、処分費用との相殺の形になるのでご注意ください。

 

専門店

 

本当に価値がありそうな美術品やコレクターズアイテムなどは、専門店に査定を依頼しましょう。

 

遺品を個人売買で売却

おもにインターネットを利用して、個人売買で遺品を売却することも可能です。日頃からネットオークションやスマホのフリマアプリを利用されているのであれば、リサイクルショップに売るよりもいい値段で売れるかもしれません。価値がはっきりわからない物は、そのまま出品するのはルール違反にあたる可能性が高いので、価値を確認することが先決です。

 

まとめ

 

 

もしかしたら、これから整理しようとしている遺品のなかには、高い価値がある物が含まれているかもしれません。誤って処分してしまうことのないよう、最初の仕分け作業は十分に注意して行いましょう。