INFORMATION
遺品整理・故人が大切にしていた物を寄付することも選択肢
遺品整理のときに見つけた亡くなられたご家族が大切にしていた物。ご遺族としては思い出や思い入れはあるかと思いますが、すべてとっておくわけにもいかないでしょう。ただ、単純に捨ててしまうのも気が引けてしまうもの。そんなときの選択肢として考えたいのが「寄付」です。
遺品整理・故人が大切にしていた物を寄付するには?
亡くなられたご家族が大切にしていた物の寄付を考えるとき、最初に頭に浮かぶのは「どこ」に寄付をすればよいのかということでしょう。さまざまな寄付先がありますが、重要なのは「必要としているところに必要とされている物を届けること」です。
多くの場合、寄付先は児童養護施設や介護施設などの施設が候補になりますが、NPO等の団体を通して海外で貧困にあえぐ人たちに届けたり、美術品や資料的価値がある物については、美術館や博物館などに寄贈したりすることも可能です。
直接コンタクトをとるのが基本
亡くなられたご家族が大切にしていた物を寄付する場合は、寄付を募っている施設に直接コンタクトをとるのが基本です。寄付したい物の数や種類が多い場合は、遺品整理業者を通して施設に寄付する方法もあります。
相続税対策として価値がある物を寄付
美術品や工芸品、そのほかの資料など、高い価値がある物については、相続すると相続税を支払わなければならない場合があります。美術館や博物館、そのほかの研究施設等への寄贈は、相続税対策として効果的です。
遺品整理・主な寄付先と寄付に適した物
すでにお話をしたように、亡くなられたご家族が大切にしていた物を寄付する場合、必要としているところに必要とされている物を届けることが大切です。
ここからは主な寄付先とその寄付先に寄付するべき物について説明します。
児童養護施設
児童養護施設に寄付する場合、以下のような物が喜ばれます。
・保存できる食品や飲料(缶詰やおやつなど)
・日用品(ティッシュペーパー、トイレットペーパー、石鹸など)
・おもちゃ
・文房具(未使用のノート、クレヨン、色鉛筆など)
介護施設
児童養護施設と被る部分は多くなりますが、介護施設に寄付する場合、以下のような物が喜ばれます。
・保存できる食品や飲料(おやつやお茶、ジュースなど)
・日用品(ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、タオルなど)
・娯楽用品(パズル、ボードゲーム、映画や音楽のDVDなど)
・アクティビティ関連用品(楽器、手芸キットなど)
・衛生用品(マスク、除菌シートなど)
学校
食品や飲料以外の物を寄付する場合、学校も寄付先として考えられます。児童や生徒の年齢を考慮して寄付する物を選びましょう。
・本
・文具
・楽器
・スポーツ用品(グローブ、ボールなど)
NPO法人やボランティア団体
NPO法人やボランティア団体は、幅広いジャンルの物を受け付けていますが、やはり団体により受け付けている物は異なるので、何が求められているのかよく考えてから寄付するようにしましょう。
・衣料品(新品の下着、靴、防寒具など)
・日用品(ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、タオルなど)
・食品(保存できる麺類、缶詰、乾燥食品など)
・デジタル機器(パソコン、プリンター、タブレットなど)
日本救援衣料センター
日本救援衣料センターは、衣料品の寄付受け入れや海外への輸送費に充てる費用を集めている団体です。コロナ禍を経て、衣料品の寄付を受け入れている団体等は減少しているので、衣料品の寄付を考えているならここへの寄付を考えるといいでしょう。
企業
企業も寄付先として考えられます。広報活動の一環として寄付を受け付けていることがあるからです。ただ、企業により受け付けている物は異なるので、事前にリサーチしておくことが重要です。
・保存できる食品や飲料(おやつ、ジュース、お茶、インスタント食品など)
・衣類(古着・リサイクルのために寄付を受け付けている企業がある)
ユニクロ
皆様ご存じの「ユニクロ」は、自社商品(ユニクロ、ジーユー、プラステの衣類)を各店舗に設置している回収ボックスにて受け入れています。回収された衣類は、新たな服にリサイクルされたり、断熱材や防音材として利用されたりしています。
遺品整理業者
すでにお話をしましたが、寄付したい物の数や種類が多い場合は、遺品整理業者に引き取ってもらうことを考えてもいいでしょう。一部の遺品整理業者は海外を含む多くの寄付ルートを持っているので、そういう業者であればさまざまな物を引き取ってくれるでしょう。
・家電製品(動作するもの)
・家具類(使用に問題のないもの)
・趣味のアイテム
・インテリア(カーテン、カーペットなど)
遺品整理・寄付のご相談は「TSUNAGU」へ
「TSUNAGU」は、中国地方や九州を中心に活動している遺品整理業者です。
亡くなられたご家族が大切にしていた物。ご遺族にとって愛着のある物。そんな遺品を整理するときは「TSUNAGU」にご連絡ください。
KIFUcocoもご活用ください
事前連絡なしでさまざまなアイテムを寄付することが可能な「KIFUCOCO」。遺品整理の際にも活用していただけます。ダンボールで送るだけなので、かんたんで、しかも確実に寄付していただけます。現在、衣類以外ならおもちゃやぬいぐるみをはじめ、スポーツ用品やアウトドア用品、アクセサリー、調理器具、工具、デジタル機器などさまざまなアイテムを寄付することが可能なので、ぜひ利用を考えてみてください。
まとめ
遺品整理の際に仕分けたご遺族の皆様にとって思い入れのある物たちは、寄付することで誰かに有効に活用してもらいましょう。児童養護施設や介護施設、学校、NPO法人やボランティア団体、企業などが主に寄付を受け入れていますが、寄付をする物の数が多い場合や多岐にわたる場合は、遺品整理業者に引き取ってもらうという方法もよい選択肢のひとつです。