遺品供養とは？どんなことをするのか、費用相場についてもあわせて解説

最愛の人が大切に使っていた物。最愛の人との思い出が詰まっている物。人が亡くなると、すぐにではなくてもご遺族はこれらの「遺品」の扱いについて考えなくてはいけません。しかし、誰にとってもこのような遺品を処分するのは気が引けるもの。中には、どれも捨てられないのでとっておく、なんて人もいます。

この記事では、そんな遺品の「供養」について紹介しています。遺品整理を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

遺品供養とは？

遺品供養とは、その言葉どおり、遺品を供養することですが、より正確に言うと「処分する遺品を供養すること」です。

最愛の人の持ち物は、どんな物であっても処分しづらいものです。大切にしていた物や思い出が詰まっている物ならなおさらです。

ただ、よっぽど家が広く、保管場所を確保できないかぎりすべての遺品をとっておくことは不可能です。そのため、遺品の一部は処分することになりますが、どうしても気持ち的な問題があるため、それを解消する方法として「供養」するというわけなんですね。

遺品供養の内容は依頼先により異なりますが、お経や祝詞を唱えてもらってからお焚き上げしてもらう形になることが多いようです。

供養のあとは通常、寺社でも業者でも、証明書の発行に対応してくれるので、安心して利用することができます。

遺品を供養するとなると、依頼先はどこでもよいわけではありません。

普通に考えると、宗教施設になるかと思います。供養やお焚き上げを受け入れているお寺や神社が供養の依頼先としては一般的です。

自宅での出張供養に対応してくれる寺社もあるようですが、これを希望する場合はつづいて紹介する遺品整理業者に相談したほうがいいでしょう。最近は宅配便による遺品の配送を受け入れている寺社もあるようです。

遺品整理に関わるサービスを広く提供している遺品整理業者に、遺品の供養を依頼することが可能です。遺品整理業者はお寺や神社と提携していることが多く、遺品の供養とお焚き上げの手はずを整えてくれます。自宅での出張供養に対応している業者もあります。

遺品をお寺や神社に持ち込んで供養してもらう場合、費用は5,000円程度だと言われています。出張を依頼する場合は僧侶や神主の交通費も考える必要があるため、２万円程度はみておいたほうがいいでしょう。

業者に依頼する場合、2,000～8,000円程度と幅があります。合同供養なら、追加費用の支払いが不要な通常の遺品整理のサービスに含まれていることもあります。

特にきまりはありません。四十九日のあと、落ちついてきてから遺品整理の一環として始めればいいでしょう。

供養により処分されることが多い遺品には以下のようなものがあります。やはり、ご遺族にとって思い出深い物や故人が身につけていた物、お気に入りの物は、供養により処分されることが多いようです。

・思い出深い物

アルバム、手紙、日記帳など

・故人が身につけていた物

服、靴、アクセサリー、めがねなど

・故人のお気に入りの物

これらのほかに、日本人形や仏壇、神棚など処分しづらい物も、供養により処分されることが多いようです。

ほとんどの遺品は供養からお焚き上げという流れで処分することができるのですが、供養できない遺品もあるようです。ほとんどは廃棄物として処分することが禁止されている危険物なのであまり心配することはありませんが、事前に確認しておくことをおすすめします。

遺品整理業者「TSUNAGU」は、遺品整理に関するさまざまなサービスを行っている遺品整理業者です。広島県内に本社置き中国地方をはじめ九州地方、関西地方で、年間1,000件以上の作業に対応しています。

寺院とも提携しておりますので、宗教、宗派を問わず、合同供養やご自宅での出張供養に対応可能です。

遺品整理や遺品の供養をお考えの方は、ぜひ「TSUNAGU」にご相談ください。

最愛のご家族が亡くなったら、相続財産を確定する必要があるので、相続人は遺品を整理しなければいけません。金銭的な価値はなくても、故人が好んだ物や相続人にとって思い出深い物は、すべてとっておきたくなるものですが、それでも限度はあります。そんな遺品は感謝と祈りを込めて供養してもらうことをおすすめします。