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遺品整理とタンス預金!隠し場所や発見が申告後だった場合の対応を紹介

遺品整理の作業をするときは、現金や有価証券、預金通帳などを故人のすべての資産を特定するために探し出す必要があります。このときに注意深く探さなければならないのが「タンス預金」です。タンス預金とは、銀行などの金融機関に預けるのではなく家にしまい込んでいるお金のことをいいます。「へそくり」と言ってもいいかもしれません。

 

遺品整理をしていると、ご遺族もまったく知らなかったお金が発見されることはよくあります。この記事ではタンス預金について、発見されやすい場所(隠し場所)や相続税申告後に見つかったときの対応のこともあわせて紹介しているので、ぜひチェックしてください。

 

遺品整理とタンス預金

「お金がない」と再三再四言っていた親が亡くなり遺品整理をしたら、家のあちこちから封筒に入った札束が出てきた。このようなことはそんなにめずらしいことではありません。老後のため、子どもたちや孫のためにせっせと貯めていたのかもしれません。

 

高齢のために健康を害してしまい、タンス預金のことを子どもたちに告げられないまま亡くなってしまう親御さんもいらっしゃるので、遺品整理の際は、相続手続きをスムーズに進めるためにも、タンス預金を含むすべての資産を特定する必要があります。

 

遺品整理の際にタンス預金(へそくり)が見つかりやすい場所

 

あなたは家の中にお金を隠すとしたらどこに隠しますか?人間はいろいろな考えをめぐらし、「ここなら誰にも見つからない」という場所に隠します。きっと亡くなられた親御さんもそう考えてお金を隠したはずです。

 

しかし、人間が思いつくことはだいたい同じ。へそくりの隠し場所はだいたい決まっています。

 

タンス

 

タンス預金と呼ばれるぐらいですから、タンスに現金をしまい込む人は多いようです。タンスは重要書類や貴金属類の保管場所になっていることも多いので、遺品整理の際は引き出しや棚の内部だけではなく、普段は人目に触れないような裏側などもくまなくチェックする必要があります。

 

仏壇

 

仏様のご加護が期待できるという考えからか、仏壇にへそくりを忍ばせておく人もいます。仏壇は手を触れるには少々おそれ多い場所ですから、隠し場所として選ばれるのも納得です。

 

キッチン

 

キッチンは、意外にもへそくりが見つかりやすい場所です。昔気質のお父様がキッチンに足を踏み入れることはあまりないので、言ってみればキッチンはお母様の聖域です。旦那に秘密でお金を隠せる場所としてキッチンが選ばれるのも納得です。

 

ただ、キッチンには冷蔵庫や食器棚、調理器具を保管する棚など、お金を隠せそうな場所がたくさんあるので、念入りに探す必要があります。

 

押し入れ

 

押し入れの中からへそくりが発見されることもよくあります。押し入れには防虫シートが敷かれていることが多く、その下からよく見つかります。

 

カーペットの裏

 

カーペットの裏側もへそくりの隠し場所として利用されることが多いようです。身近ですが、カーペットをめくることなどそうはないので、お金の隠し場所にはうってつけかもしれませんね。

 

 

机の引き出しの内部は、タンス同様、現金や貴金属類を保管しやすい場所です。しかし、盲点なのは机の上。机の上に現金がそのまま置かれていることはよくあります。

 

 

ブックシェルフなどの棚系の家具はへそくりの隠し場所によく利用されるので、棚の裏や引き出しの内部だけではなく、普段は手を入れることがない背面や下、また引き出しを外したその内側などもくまなくチェックしましょう。

ベッド

 

ベッドもへそくりの隠し場所によく利用されます。ベッドとマットレスの隙間、引き出しがあればその内部などをくまなくチェックしましょう。ベッドがない家の場合は、寝具の内部から現金が出てくることもあります。

 

額縁

 

絵画や写真などを飾るための額縁。壁に掛けられている額縁がある場合は、その内部や裏側をチェックしてみてください。

 

座布団

 

意外かもしれませんが、普段から座布団を使っている高齢の方は、そのカバーの内側にへそくりを隠すことがあります。座布団は何枚もあると思うので、面倒ですがすべての座布団をチェックしましょう。

 

衣類のポケット

 

衣類のポケット。こんな場所にも現金が隠されていることがあります。いつも着ている服よりも、クローゼットに掛けっぱなしになっているような服に注目してみましょう。

 

タンス預金探索中に注意すべきこと

 

 

遺品整理でタンス預金を探しているときに注意すべきことを確認しておきましょう。

 

遺品整理に立ち会わせる人を厳選

 

遺品整理の現場では、親族が金目の物をこっそり持ち出してしまうことがあります。家族や親族を疑いたくはありませんが、遺品整理に立ち会わせるメンバーは厳選しましょう。

 

業者に依頼する場合も厳選

 

遺品整理の作業を業者に依頼する場合は業者を厳選する必要があります。遺品整理業者を名乗る悪い輩も存在するからです。

 

遺品整理業者を選ぶ際は、ホームページ上に業者の所在地や連絡先が記載されているか必ず確認してください。その後、作業実績をチェックします。作業実績を積み重ねているようであれば、利用者から信頼されている証しです。

 

検索エンジンを利用して外部の口コミを確認することも重要です。ただし、少数のネガティブな口コミを気にするのではなく、その口コミに対する業者の対応などを見て、ご自身で判断することをおすすめします。

 

多くの遺品整理業者が立ち会いなしでも作業を請け負ってくれますが、完璧を期すのであれば、業者といっしょに作業を進めるのがベストです。

 

遺品整理では見つからなかったタンス預金が相続税納付後に見つかったら

 

遺品整理の目的のひとつに相続手続きを確実に済ませることがあります。これが遺品整理の主目的といっていいかもしれません。そのために、目を皿のようにして「ここにもない、あそこにもない」と探し回り、税務署に申告と納税を行います。

 

相続税の申告と納税は、相続人が相続の開始に気づいた日から10ヶ月以内に行う必要があります。

 

しかし、遺品整理のときには見つからなかったタンス預金が、相続税の納付後に見つかることがあります。このような事態になったらどう対応したらいいのでしょうか?正しい対処法を紹介します。

 

納税後にタンス預金が見つかったら修正申告

 

納税後に思いがけずタンス預金が見つかった場合は修正申告してください。ばれやしないとそのままにしても、税務署はよく見ているものです。

「高額の遺産があるはずなのに相続税の納付額が少ないのではないか」

こういうケースに該当していると税務調査が入ることがあります。今すぐに納税することが難しい場合は先延ばしにしてもらったり、物納に変更してもらったりすることも可能なので、必ず修正申告してください。

 

まとめ

最近、よく話題に上るタンス預金。ある報道(https://www.fnn.jp/articles/-/380866)によると、日本のタンス預金の総額は100兆円を超えるそうです。

もしかしたら親御さんは、人知れずコツコツとタンス預金をしていたかもしれません。

タンス預金を探す際は、ご紹介した場所を中心に想像力を働かせながら作業を進めてください。ただし、確実にタンス預金を探すのであれば、経験豊富な遺品整理士が在籍する遺品整理業者を利用することをおすすめします。

TSUNAGUでも、タンス預金の探索を含む遺品整理のお手伝いをしています。遺品整理のことでお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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