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近隣のごみ屋敷が大迷惑!苦情を伝えられる相談先を紹介

近隣の家に住む人が屋内だけではなく、屋外にまでごみやガラクタを積み上げるようになり、いつか火事でも出すのではないかと不安にさせられたり、漂う悪臭に悩まされたりするのは誰だって避けたいところです。しかし、日本社会の高齢化は、孤独死や老老介護などの問題とともに、このごみ屋敷の問題も深刻化させています。ごみ屋敷は、一昔前よりも確実に身近な問題になっており、その対策に自治体も力を入れはじめています。この記事では、そんなごみ屋敷が近隣に発生したときに苦情やクレームを伝えられる相談先を紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

 

ごみ屋敷が存在することで被る可能性がある迷惑

 

ごみ屋敷が形成されてしまう原因は多岐にわたるため、一概に、ごみ屋敷に住む人に責任を問えるかどうかは判断の難しいところです。しかし、放っておいてもなんの解決にもなりません。ごみ屋敷は、近隣に住む人たちの生活を脅かすリスクです。ごみ屋敷には以下のようなリスクを近隣に住む人たちにもたらします。

 

火事

ごみ屋敷にためこまれるごみの多くは燃えます。外にごみがあふれていれば放火される危険性がありますし、中にためこまれているごみには、失火やトラッキング火災による延焼の危険性があります。

 

悪臭・害虫・害獣

ごみがためこまれて間もなく周囲に漂う悪臭。日を追うごとに悪臭は強烈になり、近隣に住む人たちは、窓を開けたくても開けられないような状況にさらされます。

 

悪臭が発生すると、そこにはもれなくゴキブリやハエなどの害虫が発生します。地域によっては、ネズミなどの害獣がごみ屋敷や近隣を徘徊するようになるため、近隣宅に実害が及びはじめます。

 

孤独死

ごみ屋敷でもっとも怖いのが、ごみ屋敷に住む人が密かに亡くなってしまう孤独死です。ごみ屋敷に住む人の多くが、家族や近隣の人々とまったく交流しない独居老人です。心身の健康状態がよくない人も多く、ごみに囲まれたまま暮らし、人知れず亡くなっていきます。ごみ屋敷で孤独死が起きると長い間誰にも気づかれないことも多く、社会問題化しています。

 

ごみ屋敷に関する苦情を伝えられる相談先

ごみ屋敷は近年、とても身近な問題になりつつあります。私たちも、いつその問題に直面しないともかぎりません。近所の家がごみ屋敷になってしまったら、どこに苦情を言ったり、相談したりすればいいのでしょうか。その相談先を紹介します。

 

自治体

 

現在、ごみ屋敷を取り締まる法律はありません。しかし、独自に条例を制定して、ごみ屋敷の持ち主に指導や勧告、命令、さらに従わない場合には強制代執行を行えるようにした自治体もあります。

 

実際は、強制代執行まで行われることは少ないのですが、ごみ屋敷を取り締まる条例を制定している自治体では、近隣に住む人々の苦情や相談を受け付け、必要であればごみ屋敷の住人にコンタクトをとり、問題解決へと動いてくれます。

 

たとえ条例を制定していない自治体であっても、地域住民の安全な生活を確保することが自治体の責任ですので、動いてくれるかどうかはともかくとして、必ず苦情を受け付けてくれます。

 

大家さん・管理会社

 

ごみ屋敷や汚部屋が賃貸物件の場合は、大家さんや管理会社に苦情を訴えることが可能です。大家さんや管理会社にとっても入居者の起こす問題は一大事です。ごみ屋敷ともなると、賃貸契約の内容に違反していることはまちがいありません。ただ、賃貸物件の場合、部屋の借り主も守られているため、大家さんや管理会社も手順を踏んで立ち退きを求めることになります。したがって、立ち退きまでにある程度の時間はかかってしまいます。

 

弁護士

 

当初は屋内にだけためられていたごみも、時を経て敷地内、そして敷地外へとごみがあふれていくことは、めずらしいことではありません。たとえば、ごみ屋敷のおとなりに住んでいたとしましょう。自分の敷地にまでごみがあふれ、ネズミが走り回るようになれば、ごみ屋敷の害が及んでいると考えられます。完全に実害が及んでいるのであれば、自治体にはもちろんですが、弁護士に相談することが可能です。

 

実害が出ていたとしても、民事になるため警察に相談しても関与してくれません。実害が出ているという証拠を集めておくと、弁護士も対応しやすいはずです。

 

警察・消防

 

警察は、すでに触れたとおり、実害が出ていても基本的には関与してくれません。しかし、法律に違反するとなれば警察は動きます。ごみ屋敷の敷地から道路にまでごみがあふれ、人や自動車の通行を妨げているようなケースです。道路交通法に違反する疑いがあるため、警察に通報することができます。

 

ごみが積み重ねられている程度では通常、消防は動いてくれません。ごみ屋敷のごみが、たとえば焼却炉に隣接して積み重ねられているなど、切迫した火事の危険がある場合は、消防に通報することが可能です。

 

ごみ屋敷に関する苦情を伝えるときに注意すべきこと

 

ごみ屋敷は解決の難しい厄介な問題です。そのため、苦情を伝えられたとしても、すぐに問題解決につながることは残念ながらありません。それでも、誰かが苦情を伝えないと動いてもくれないので歯がゆいところですが、なんとか心を落ち着けることが重要です。ごみ屋敷に関する苦情を伝えるときに注意すべきことをまとめてみました。

 

感情は抑えて

ごみ屋敷の住人に対しても、苦情の相談先に対しても、感情的になってはいけません。苦情を言っても、本当に動いてくれているのか、不安になることもあると思いますが、こういうときこそ冷静にならなければなりません。

 

ごみ屋敷の住人と話すことはむだ

ごみ屋敷の住人は、たとえ自治体や警察が来ても動かないような難しい人たちであることも多く、直接話したとしても行動することはまずありません。

 

迷惑でも他人のごみは捨てられない

ごみ屋敷のごみは、ごみに見えても法律上はごみ屋敷の住人の持ち物です。そのため、敷地内にあるごみを、他人が勝手に処分することはできません。敷地外にあるごみでも、自治体に相談したほうがいいでしょう。

 

まとめ

 

近所の家がごみ屋敷になってしまった場合の相談先について、注意すべきことも含めて解説しました。ごみ屋敷ができてしまったら、その動向を注視しつつ、自治体や関係機関に報告しましょう。

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