お住まいの地域の近隣で、ごみがうずたかく積まれ、屋内までごみで埋まっている家を見かけたことはありませんか?ごみ屋敷は、全国で社会問題化しています。ごみ屋敷が形成される原因は多岐にわたりますが、意外にもご自身が直面するかもしれない身近な問題であることは、理解しておく必要があるでしょう。この記事では、もしもごみ屋敷を片付けることになったときにかかる費用のお話をしています。問題に関心を持っていただくためにも、読んでいただければ幸いです。
ごみ屋敷は意外に身近な問題
ごみ屋敷を見かけたことがある方は、「なぜ、こんな状態になるまで放置してしまったのか?」ということを、ごみの量やごみから発せられる悪臭とともに感じることと思います。住人が自分で買った物というよりは、どこからかごみや廃品を拾い集めてきて、屋外や屋内にためこむケースが多いようですが、実は、ごみ屋敷が形成される原因はほかにもいろいろあるようです。認知症や心の病も、ごみ屋敷が形成される原因としてよく挙げられています。そのため、ごみ屋敷は、誰もが巻き込まれる可能性がある、意外に身近な問題であることはまちがいありません。
一軒家でもワンルームマンションでも、一度、ごみ屋敷になってしまうと、その片付け作業は困難を極めます。ひどい状態のごみ屋敷の片付けには多額のお金もかかりますので、もしも身近に「片付けられない人」がいることに気づいたら、できるだけ早く助けてあげることが重要です。
ごみ屋敷の片付けは業者に依頼するのがおすすめ
ごみがまだそれほどためこまれていない段階なら、住人や仲間だけでもある程度、片付けることは可能ですが、その段階で周囲が気づくことはまれです。周囲が気づく頃には、屋内はごみや廃品でいっぱいになり、一体どこで住人は暮らしているのかわからない状態になっていることがほとんどです。
街中のごみ屋敷を目にしたことがある方なら、自力で片付けることが難しいことはわかっていただけると思います。
ごみ屋敷には、単にごみや廃品が置かれているだけではなく、生ごみ、生ごみに引き寄せられてきた虫や動物などが発生しているため、ただ掃除するだけではなく、脱臭や消毒が必要なことがほとんどです。お金はかかってしまいますが、以下のような理由があるので、ごみ屋敷の片付けは業者に依頼しましょう。
結局はお金がかかるから
ごみ屋敷と呼ばれるほどの状態の家屋を片付けるには、たとえ自分で作業をしたとしてもお金がかかります。ごみ屋敷の内部には、ためこまれたごみや廃品だけではなく、当然、家財もありますが、こうした家財の多くは使い物になりません。そのため、多くは処分することになりますが。自治体の粗大ごみに出すにしてもお金がかかります。大量のごみをごみステーションに出して捨てるわけにはいかないので、自治体が受け入れてくれる場合でも、すべて分別したうえで、ごみ処理施設に持ち込まなければなりません。こんな苦労をするぐらいなら、最初から業者に依頼したほうがいいでしょう。
ごみ屋敷は危険だから
ごみ屋敷が危険であることも、業者に片付けを依頼すべき理由のひとつです。先に触れたように、ごみ屋敷には虫や動物が発生している可能性が高く、これらは病原菌を媒介する可能性もあります。うずたかく積み上げられたごみの下になっている床は、腐食して崩れていることもしばしばです。ごみ屋敷の片付けは、精神的にも肉体的にも危険が伴う作業になるので、信頼できる業者を探して依頼したほうがいいでしょう。
ごみ屋敷の片付けを業者に依頼するメリット
自力でやるとしてもお金がかかり、さらに危険な作業になるごみ屋敷の片付け。ごみ屋敷の片付けを業者に依頼すると、以下のようなメリットを得られます。
とにかく楽
前述のように、危険が伴うごみ屋敷の片付け作業。業者に作業をまかせてしまえば、当然、労力を使うこともないのでとにかく楽です。自力で片付けるとなると時間もかかります。業者に依頼すれば、楽に、効率良くごみ屋敷を片付けられます。
ご近所の目が気にならない
自力でごみ屋敷の片付けを行うとなると、作業中はご近所の好奇の視線にさらされることになります。ごみ屋敷ともなると近所の注目度は高いので、ごみの捨て方にまで目を光らせる方も出てくるかもしれません。これは大変なストレスです。業者に片付けを依頼すれば、このようなストレスを感じずに済みます。もちろん、業者に依頼することにより、誤った方法で作業をして、近隣に迷惑をかけることを防げることもメリットです。
再ごみ屋敷化を防げる
一度でも住居をごみ屋敷にしてしまった人は、またごみをどこからか集めてきたり、捨てられなかったりしてためこんでしまう可能性があります。神奈川県では、2018年に行政が介入してごみを撤去した家が、3年後に再びごみ屋敷化してしまったという事例があったばかりです。
ごみ屋敷を自力で片付けようとすると、作業が終わるまでに時間がかかってしまいますが、ゆっくり作業をしていると、その間にまたごみがためこまれてしまうという悪循環に陥る可能性があります。業者に依頼すれば、すぐに片付くので、またごみ屋敷に戻ってしまう可能性を低くすることが可能です。
(参考:https://www.youtube.com/watch?v=OfR-nNDF1Hc&ab_channel=%E6%97%A5%E3%83%86%E3%83%ACNEWS)
ごみ屋敷の片付け費用は状態により大きく異なる
ごみ屋敷の片付けには、当然のことながらお金がかかります。もちろん、業者それぞれ、料金設定は異なりますが、相場はあります。ただし、料金はごみ屋敷の状態により大きく異なるため、現場を確認してからでないと正確な料金を出せないというのが本当のところです。まだ床が見える程度のごみ屋敷なら、それほどお金はかかりませんが、外にもごみがあふれ、天井近くまでごみが積み上げられているようなごみ屋敷の片付けは、ごみの量も多く、作業も困難の度合いを増すため、料金も当然、高額になります。
ごみ屋敷を業者に依頼して片付けるときの費用
ごみ屋敷を片付けている業者は通常、間取りを基準に料金を設定しています。ただし、間取りだけで料金を判断することは、現実として不可能です。
ちなみにTSUNAGUでは、ごみ屋敷の片付け料金を以下のように設定しています。
間取り |
料金 |
作業時間目安 |
1K |
33,000円 |
1~2時間 |
1LDK |
68,000円 |
3~4時間 |
2LDK |
101,000円 |
3~5時間 |
3LDK |
156,000円 |
4~6時間 |
4LDK |
201,000円 |
5~7時間 |
5LDK以上 |
251,000円 |
1~2日 |
ワンルームや1Kの間取りであれば、状況により3万円を少しオーバーする程度の料金で片付けを依頼できますが、上を見るとキリがありません。広い一軒家の場合は、まれに100万円以上かかることもあります。
ごみ屋敷の片付け・料金を決める要素
つづいて、ごみ屋敷の片付け料金を決める要素について解説します。片付け料金は、間取りのほかに、以下のような要素を考慮して決まっています。
ごみの種類
ごみによって見積額が上下します。ごみ屋敷にはさまざまなごみがためこまれています。雑貨や家具などの家財も、ごみ屋敷に置かれていると劣化の進行が早いので、処分しなければならないケースも多くあります。家電製品も、リサイクル対象製品だとその料金が考慮されて見積額が上がります。
たとえば、まだ使える家電製品や家具は、知人に譲渡するか、業者に買い取ってもらうなどすると、処分費用を少し節約することが可能です。
ごみの量
ごみの量が増えると、大きなトラックを使用する必要があるため料金は高くなります。ワンルーム程度の部屋ならごみの量はたかが知れていますが、一軒家ともなるとそうはいきません。業者により使用しているトラックは異なりますが、2トン車を2台使用しなければならないほどのごみの量になると、料金はかなり高額になります。
スタッフの数
スタッフの人件費も料金に反映されています。現場がせまく、1~2人程度のスタッフで作業できる場合は、2~3万円が目安ですが、スタッフが4人程度は必要な一軒家の場合は、5万円程度の人件費をみておく必要があります。
オプション作業
ごみ屋敷の片付けの際は、ごみの搬出や処分だけではなく、普通のクリーニングでは取り除けない汚れや悪臭を取り除くために、多くの場合、オプション作業を依頼することになります。特殊清掃やリフォームなどのオプション作業を利用すると、これらの料金も見積りに反映されます
ごみ屋敷の片付け業者を選ぶときにやるべきこと
ごみ屋敷の片付けをおこなっている業者のなかには、残念ながら、信用できない悪質な業者も存在します。そんな業者の被害にあわないために、業者を選ぶときにやるべきことをご紹介します。
相見積り
複数の業者に見積りを依頼することを相見積りといいます。相見積りをすることにより、見積りを比較するだけではなく、相場を把握することが可能です。相見積りは、立ち会いが増えるなど、依頼者側の負担は増えるものの、作業内容と料金を比較しながらベストな業者を選べることは大きなメリットです。
見積書には、業者を選ぶときに役立つヒントがたくさん隠されています。もっとも安い金額を提示した業者の見積りがすべてではありません。見積書を見るときは、詳細な作業内容と料金が記載されていて、あいまいなところがないかどうか、必ずチェックしてください。
作業実績をチェック
いまどき、ホームページを持たない業者はあまりありません。業者を選ぶときは、ホームページを訪問して、作業実績をチェックしてください。ほとんどの優良業者は写真付きで作業実績を紹介しています。
まとめ
社会問題化しているごみ屋敷の片付けについて、費用のことを中心にお話をしました。人と人とのつながりが希薄になりつつある今、心を病むなど、ごみ屋敷や孤独死の問題につながりかねない状況に陥っている人も増えています。私たちもごみ屋敷を身近な問題と捉え、人と人とのつながりについて、今一度、考える必要がありそうです。
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