少しの間、流しに生ごみを置いておくだけでも、小バエが舞っていることがあります。ごみ屋敷なら当然のこと。ごみ屋敷に害虫が発生しないわけがありません。ハエのほか、ゴキブリや名前のわからないような小さな虫が、ごみの隙間や下を這い回っています。ごみ屋敷に発生している害虫は、その環境に引きつけられているわけですから、専門の業者に依頼してごみを片付けて、さらに殺虫剤を散布しないと駆除することはできません。
ごみ屋敷を片付けるときは害虫駆除から始める
業者は、ごみ屋敷を片付ける作業に入る前に、害虫を駆除します。もちろん、ごみ屋敷に潜むすべての害虫を最初に退治できるわけではないので、通常は殺虫剤を傍らに置いて作業を進めることになります。作業中に飛び出してくる害虫を仕留めるためです。
ごみがためこまれた部屋を友達や家族と力を合わせて片付ける場合も、作業の前日に空間処理殺虫剤をまくなどして一定数の害虫を駆除しておくとともに、作業中も殺虫剤を手放さず、害虫を発見したらすぐに噴霧できるようにしておくことが重要です。
ごみ屋敷に潜む害虫たち
ごみ屋敷には、前述のようにさまざまな虫が存在しています。ごみ屋敷のような不衛生な環境は、害虫たちにとっては天国です。ごみ屋敷には、以下のように、あまりなじみのない虫も存在し、私たち人間の健康を脅かす可能性があるので注意しましょう。
ハエ(ウジ虫)
生ごみや下水の配管などに発生しやすいのがハエです。ハエは、下水の配管内などに産卵し、そしてウジ虫が生まれます。産卵から2週間もすれば、ウジ虫からハエに成長するため、短い期間でもどんどん増えることが厄介なところです。
ゴキブリ
ゴキブリは、湿気の多い、暗く、風通しのよくない場所を好みます。さまざまな種類のゴキブリが存在しますが、ごみに含まれている食べ物だけではなく、ほこりや皮膚、髪の毛など、幅広く食べて生きることが可能です。ゴキブリにとってごみ屋敷はまさに天国のような環境です。
蚊
下水などにわくボウフラの成虫が蚊です。不衛生な環境にいる蚊は、病原菌を運ぶ可能性があります。
アリ
生ごみなど、食べるものがあれば、そこにはアリも発生します。アリにも種類がありますが、食べ物があると集まりやすいのはクロアリです。もちろん、シロアリが発生していれば、建物に重大な危険をもたらすこともあります。
ヒメカツオブシムシ
穀物や衣類などを食べ物にしているヒメカツオブシムシも、ごみ屋敷に大量発生する害虫の一種です。食べかすが掃除されずに落ちているような場所を好みます。
チャタテムシ
体長2mm程度の小さな虫で、やはり穀物を好みます。カビも食べるため、湿気の多いごみ屋敷の環境には必ずと言っていいほど存在しています。
そのほかの害虫、害獣
このほかにも小さな害虫が、ごみ屋敷にはたくさん存在しています。ここでは触れていませんが、生ごみがあれば当然、ネズミやアライグマなどの小動物が入り込み、人間を危険にさらすこともあるので注意が必要です。
害虫が及ぼす可能性があるリスク
害虫が及ぼす可能性があるリスクはいくつかありますが、もっとも心配されるのは病気です。ゴキブリや蚊、ハエは、病原菌を媒介することがあり、人間が菌をもらってしまうと急性胃腸炎、食中毒、赤痢などを引き起こすことがあるので注意が必要です。
大量に発生した害虫は、ごみ屋敷の中で繁殖を繰り返します。当然、死んでいく害虫もたくさんいますが、その死骸はアトピーなどのアレルギーを引き起こす可能性があります。
害虫は、ごみ屋敷内のさまざまな場所に入り込み、時には火災の原因になることもあるようです。ごみ屋敷を放置すると、人間の命を脅かすことがあることも、知っておかなければならないでしょう。
ごみ屋敷の害虫駆除は専門の業者に依頼
ごみ屋敷では床が腐食するなどの危険があるため、片付け作業自体を業者に依頼するのが基本です。「害虫駆除だけなら自分でできる」という方もいらっしゃいますが、結局、よほどごみの量が少なく、小さなごみ屋敷でなければ自力では片付けられないわけですから、害虫駆除を含め、すべての作業を業者に依頼するのが、危険を避けるという意味でもおすすめです。専門の業者に作業を依頼することで、以下のようなメリットを得られます。
害虫を根こそぎ駆除
業者による害虫駆除では、市販の殺虫剤よりも強力な効果を発揮する、業務用の殺虫剤を使用して駆除作業を行います。噴射タイプの殺虫剤も使いますが、空間処理殺虫剤を燻煙して、屋内の細かいところに潜む害虫を駆除できるため、非常に効果的です。これは専用の噴霧器や防護マスクを使用するからこそできることです。
迅速な対応
業者に依頼すれば、ごみ屋敷の片付けと害虫駆除、どちらの作業にも迅速に対応してくれます。片付けと害虫駆除は、並行して進めるため、よほど大きなお屋敷でもないかぎり、1日で作業は終わります。
依頼者に体力的な負担がない
ごみ屋敷の片付けには、ある程度まとまったお金がかかります。家の規模が大きくなれば大きくなるほど、ごみの量が増えれば増えるほど、片付けにはお金がかかります。
しかし、業者に作業を依頼すれば、ごみは短期間で片付けられますし、同時に害虫も駆除できます。依頼者は体力を消耗することなく、ごみ屋敷を片付けることが可能です。
片付ければ、ごみ屋敷から害虫はいなくなります
たくさん潜んでいる害虫たちも、ごみ屋敷が片付くとともに姿を消していきます。ごみが残っている状態だと、そのまま繁殖を続けられますが、一度ごみのない環境に変われば、自然に害虫もいなくなります。ただ、これだけではどこかに逃げて隠れている状態なので、駆除作業をしっかり行うことで、害虫を根絶やしにできます。
まとめ
ごみ屋敷には、病原菌を媒介する可能性がある数々の害虫が潜んでいます。ごみ屋敷の片付けを依頼する場合は、害虫駆除、消毒、消臭という観点で業者を選ぶことも大切です。中国地方でごみ屋敷の片付けにお悩みの方は、TSUNAGUにご相談ください。
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