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ごみ屋敷で発生する孤独死・近所づきあいを拒む人が多く解決の難しい問題

ごみ屋敷と孤独死は日本社会の大きな問題です。このふたつの大きな問題は、実は別の問題ではなく、いっしょの問題と言ってもいい、とても関連の深い問題です。ごみ屋敷の住人の多くは地域との関わりを拒みます。近隣住民も、悪臭などで不快な思いをさせられているため、関わりをもとうとしません。このような関わり合いの欠如が、ごみ屋敷と孤独死を根深い問題にしています。

 

ごみ屋敷と孤独死の関係

 

ごみ屋敷は、今となってはテレビの中だけのトピックではありません。お住まいの地域に、屋外まで、ごみやどう見てもガラクタにしか見えない物がうずたかく積まれている家はありませんか?それが社会の大問題になっているごみ屋敷です。

 

一方の孤独死。冒頭で触れたとおり、ごみ屋敷と関連が深い問題ですが、なぜそんなに関連が深いのでしょうか?

 

ごみ屋敷の住人は、なんらかの原因で、人との関わりを避けていることが多く、ほとんどのごみ屋敷住人は一人暮らしです。確かに、同居人がいるのであれば、ごみをためこむような事態にはなりにくいはずです。

 

ごみ屋敷は、ある意味、孤独死への序章だと言えるのかもしれません。ごみ屋敷が形成される原因はさまざまですが、自ら孤立することを望み、誰にも気づかれずに死んでいく人が増えていることは、豊かな社会であった日本において、とても悲しいことです。このように、ごみ屋敷と孤独死は、切っても切り離せない問題であり、社会が一丸になって解決に取り組まなければならない問題です。

 

ごみ屋敷で孤独死が発生しやすいわけ

 

ごみ屋敷で孤独死が発生しやすいのは、悲しいことに、ごみ屋敷に住む人に、死に向かいやすい特徴が備わっているからです。

 

先ほども触れたとおり、ごみ屋敷に住む人の多くは一人暮らしです。複数の人が暮らすごみ屋敷もないわけではありませんが、多くは一人世帯であることを考えると、それだけでも孤独死のリスクは上がると考えられます。

 

ごみ屋敷に住む人の多くが心身になんらかの問題を抱えていることも、孤独死のリスク上昇に関係があると考えられます。ごみ屋敷に住む人は、セルフネグレクト、心の病、認知症、発達障害、アルコール中毒など、それぞれが問題を抱えていることが多いことがわかっています。単に片付けられないという人よりも、病などにより判断力や認知力が低下していて、それがごみ屋敷の形成につながってしまったというわけです。判断力や認知力に問題を抱えると、ごみの中で生活していても平気になってしまうのかもしれませんが、そんな不衛生な環境で健康な生活が送れるわけがありません。人に助けを求めることも拒んでしまうので、やはりごみ屋敷に住む人は、孤独死のリスクが非常に高い人たちなのです。

 

ごみ屋敷に住む人たちは、周囲との関わりを避けたい人たちです。そのため、たとえば郵便物が何日もそのままになっているような、孤独死が疑われるようなサインに誰もが気づけず、その結果、死から長い時間経過してから発見されるという事態になりがちです。

 

ごみ屋敷に潜む死のリスク

 

ごみ屋敷に住む人たちは、孤独死のリスクが高い人たちであることはわかっていただけたと思います。ごみ屋敷は、ただでさえ外部とは隔絶された環境なので、異常事態になっても、悪臭でもしてこないかぎり、誰もそれに気づくことはありません。このように、ごみ屋敷自体が死のリスクであることは間違いないのですが、ごみ屋敷の住人とごみ屋敷という環境には、死に直結するリスクが潜んでいます。

 

病気

 

ごみ屋敷に単身、住んでいる人の多くが、ご紹介したように心身に不調を抱えています。高齢になれば、家族といっしょに生活している人でもひとつやふたつ持病を抱えているものですが、ごみ屋敷のように散らかった、不衛生な環境に住む単身者にとっては、ちょっとした体の不調が命取りになることがあります。

 

エアコンのスイッチを入れようとしたものの、ごみのあふれた部屋の中でリモコンが見つけられなければ、熱中症になってしまうでしょう。

 

事故

 

ごみがうずたかく積み上げられた環境では、いつごみが崩れ、その下敷きになるかもわかりません。床が見えないほどにごみがあふれている環境では、転んで頭を打ち、そのまま死んでしまうことも十分に考えられます。

 

火災

 

たとえ住人が火を使うことがなくても、ほこりの積もったコンセントで発生するトラッキング火災や、ネズミがコードをかじり断線し、それが原因の火災が発生する可能性があります。ためこまれているごみの多くは燃えます。こんな環境で出火したら、避難することは難しいでしょう。

 

まとめ

 

ごみ屋敷と孤独死は、少子高齢化が進む日本社会において、克服しなければならない問題です。ごみ屋敷の住人の多くが、なんらかの問題を抱えています。ごみ屋敷を片付けることは当然として、住人の心のケアをするしくみの創出、孤独死をさせないための見守りサービスの活用などで問題を解決し、みんなが住みやすい社会を作ることが大切になるでしょう。

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