多くの遺品整理業者が行っている遺品の買取サービス。家電製品など、遺品のなかにはまだまだ活用できる物も多く含まれているものですが、家族や親類は使わない不用品も含まれています。

 

このようにまだまだ活用できる物は、買取サービスを利用して遺品整理の料金と相殺するのがおすすめです。この記事では、業者が高く買い取ってくれる物や、遺品を高く売るコツを紹介しています。

 

遺品整理を計画されている方は、ぜひ読んでみてください。

 

遺品整理業者の買取サービス

 

遺品を整理する際は、貴重品や形見にする物のほか、廃棄処分する物やリサイクルする物を仕分けます。このなかで中古品としてニーズが多い物品については、遺品整理業者が買い取ってくれます。

 

遺品整理業者が高値で買い取ってくれる物

 

家電製品や家具などは誰でも「売れるんじゃないかな」と考えると思いますが、実は遺品のなかには高値がつけられる貴重な物も含まれている可能性があるので、以下にご紹介するような物品を見つけたら、遠慮せずに業者に査定してもらいましょう。

 

家電製品

 

家電製品は、製造からそれほど年数が経過していない高年式製品に多くのニーズがあり、比較的高値で売却できます。使える製品でもよほど貴重でないかぎりほとんどニーズはありません。

 

家具

 

家具は、ブランド品や有名な産地で作られた製品に高値がつけられることが多いようです。

 

楽器・オーディオ機器

 

楽器やオーディオ機器のなかには、中古品でも高額で取り引きされている製品がたくさんあります。有名なメーカーの製品であれば、さらに高値がつけられる確率が上がるでしょう。

 

カメラ本体やレンズなどカメラ関連機器

 

元々の値段が高いデジタル一眼レフカメラやビデオカメラは、中古品でも高値で取り引きされています。カメラ本体だけではなく、レンズもニーズが多いので、カメラ関連機器は高額査定が期待できるでしょう。今はレトロなフィルムカメラにも多くのニーズがあります。

 

腕時計や貴金属・宝石類

 

腕時計や貴金属類も高額査定が期待できる物品です。元々の値段が高いこともありますが、とくに腕時計はコレクターも多いので、意外なほどの高値がつけられることもあります。

 

陶器などの骨董品や芸術品

 

物置や納屋に眠っていた骨董品に実は希少価値があった…こんなニュースを耳にされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。骨董品や芸術品は、知識を持つ人でなければその価値を正確に鑑定することができないものです。

 

乱雑に置かれていたホコリをかぶった花瓶に数百万円の値段がつけられることなどにわかに想像できないかもしれませんが、実際にそういうことがあるので、心当たりがある方は業者に査定を依頼しましょう。

 

ブランドアパレル

 

ブランド品の衣類やスニーカーなどのなかにも中古品として高値で取り引きされている製品があります。

 

趣味のコレクション

 

骨董品や芸術品に近いのが、趣味のコレクションです。玩具やプラモデルのほか、フィギュアのなかにも驚くほどの高値で取り引きされているアイテムがあります。

 

とくに高齢の方は、このような趣味のコレクションを軽視しがちですが、10万円ほどの値段がつけられるコレクションはざらにあるので、あやまって捨ててしまわないよう注意しましょう。

 

記念品やコレクターが存在していそうなアイテム

 

記念品や限定品のすべてが高く取り引きされているわけではありません。記念品や限定品のなかでも、希少価値のあるアイテムに高値がつけられるようです。

 

洋酒やその昔に限定発売されたレコード、アイドルグッズやサイン色紙、サインボールなどは、もしかしたら業者が高値で買い取ってくれるかもしれません。切手や古銭なども、業者がいい値段で買い取ってくれるかもしれないアイテムのひとつです。

 

遺品をできるだけ高く売るコツ

 

このように、業者が買い取ってくれるかもしれない遺品は多岐にわたります。しかし、できるだけ高い査定価格を引き出したいなら、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

 

査定の前にきれいにしておく

 

家電製品やカメラ、腕時計などは、査定の前にできるだけきれいにしておくことで、査定士によい印象を与えられます。ほんの少しの値段の違いであっても、やはり印象は大切です。

 

ただし、骨董品や芸術品に関しては触れずにそのままの状態で査定してもらいましょう。傷つけてしまっては、万が一、希少価値のあるものであった場合、その価値が失われてしまうからです。遺品なので限度はありますが、箱や付属品がそろっていると、査定価格も上がります。

 

物によって査定の依頼先を変える

 

骨董品や芸術品、コレクションなど、専門性の高い分野のアイテムは、それぞれの分野に詳しい業者に査定を依頼すると、価値を正しく判断してくれるのでおすすめです。

 

まとめ

 

遺品整理の際は、売却益を遺品整理そのものの料金に充てることが可能です。

 

物により査定の依頼先を変えるとより高い査定額を引き出せる可能性がありますが、まとまった量の不用品があるなど手間をかけたくない方は、遺品整理業者の買取サービスを利用するといいでしょう。